サヤ取りツール

1. サヤ取りツールの概要

サヤ取りツールとは
①メイン(軸)・サブ(脇)銘柄のチャートのローソク足を重ねたチャートを表示する「Another_Chart」
②メイン(軸)・サブ(脇)銘柄のサヤ比や金額調整後の最小ロット数などを表示する「Saya_Bollinger_Bands」
のインジケータというツールで構成されています。

 

1-1.Another_Chart


Another_Chartとは
MT4 のチャート上に別の通貨ペアを重ねて表示できるインジケータです。
元から表示されているチャートに重ねているだけなので、チャート右側に表示されている価格軸とは連動しておりません。
また、このインジケータは売買の判断には使用致しません。
サブ(脇)銘柄のチャートの動きを確認する程度で参考にしてください。

1-2.Saya_Bollinger_Bands

Saya_Bollinger_Bandsとは
過去200期間のサヤ比を表示したものに、ボリンジャーバンドを適用したチャートとなっております。
また、チャート上で2銘柄の「相関係数」「金額調整後のLot数」「Lot調整後のJPY換算の金額」など
サヤ取引に必要なデータもリアルタイムで表示させており、瞬時に売買判断していただけます。

1-3.Saya_Kensho_Tool

Saya_Kensho_Toolとは
Saya_Bollinger_Bandsでは、2銘柄の金額差(diff)に応じて自動でLot比が設定されます。
2銘柄の金額差によっては頻繁に表示されているLot比が変更される場合がありますので、Lot比を固定したい際などにご利用ください。
※必ず取引に利用するものではありません。Lot比が頻繁に変動する銘柄の組合せでご利用ください。

 

2. インジケータの設定

まずは、MT4を起動して定型チャートを適用します。

定型チャートの適用については、「サヤ取りツールのセットアップ編」を参照してください。

「通貨ペアリスト」の中から「メイン(軸)銘柄」にする銘柄を選んで、ドラッグ&ドロップすると
チャートに適用されます。

注意
メイン(軸)銘柄の銘柄変更後に表示が崩れている場合は、再度ドラッグ&ドロップで銘柄を変更していただくか、チャートを「×」ボタンで閉じて再度設定しなおしてください。

2-1.Another_Chart の設定

2-1-1. サブ銘柄の変更

設定変更するチャート上で右クリックします

 

次に「表示中のインジケータ」をクリックします。

 

「表示中のインジケータ」が表示されたら、「Another_Chart」を選択して、編集ボタンをクリックしてください。

 

次に、「全般」タブを選択して「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。

 

次に、「パラメータの入力」タブを選択してください。

 

「組み合わせる銘柄ペア」設定を任意のサブ銘柄に変更する

 

「OK」ボタンを押すと設定が反映されます。

 

 

2-2.Saya_Bollinger_Bands の設定

2-2-1. サブ銘柄の変更

現在表示中のインジケータの一覧の中から、「Saya_Bollinger_Bands」を選択して左クリック

 

次に、「全般」タブを選択して「DLLの使用を許可する」にチェックを入れてください。

 

次に「Saya_Bollinger_Bands」の設定項目が表示されるので、「パラメーターの入力」を選択

 

「組み合わせる銘柄ペア」設定を任意の銘柄ペアに変更する

 

2-2-2. ボリンジャーバンドの表示本数

「上下に表示するバンドの数」をダブルクリックする

「1Pair ~ 3Pair」を選択する
1Pair・・・ボリンジャーバンドの3σのみ表示する
2Pair・・・ボリンジャーバンドの2・3σを表示する
3Pair・・・ボリンジャーバンドの1・2・3σの全てを表示する

 

 

2-2-3. 移動平均線の表示設定

「主線を表示する」をダブルクリックする

「true」 or「false」を選択する
ture・・・移動平均線( 中心線) を表示する
false・・・移動平均線( 中心線) を表示しない

 

 

2-2-4. アラート通知設定

「アラートを表示する」をダブルクリックする

「true」 or「false」を選択する
ture・・・アラートを表示する
false・・・アラートを表示しない

 

2-2-5. メールの通知設定

メール通知設定とは
ボリンジャーバンドの±2σを、サヤ比の値が内側に抜けたタイミングでメールを配信する機能のことです。
重要
メール通知設定をするには、事前に以下のメール配信設定が必要です。

①メニューの「ツール」>「オプション」を選択します。

 

②「オプション」>「E- メール」を選択し必要事項を入力する

 

■メール設定
※Gmailを送信サーバーに使う方法で解説します。

①有効にする チェックを入れる
②SMTP サーバー smtp.gmail.com:465を入力
③SMTPログインID Gmailのメールアドレス
④SMTP パスワード Gmailのパスワードを入力
⑤発信元 送信先のメールアドレスを入力(Gmailアドレスを設定)
⑥送信先 送信先のメールアドレスを入力(Gmail アドレスでなくてもよい)

 

③送信確認する

入力ができたら、「テスト」ボタンを押して送信確認をしてください

 

「メールで通知する」をダブルクリックする

「true」 or「false」を選択する
ture・・・メールを送信する
false・・・メールを送信しない

 

 

2-2-6. 情報表示設定

 

「情報表示」をダブルクリックする

「true」 or「false」を選択する
ture・・・「サヤ情報」を表示する
false・・・「サヤ情報」を表示しない

 

 

2-2-7. データ・ウィンドウの表示

「データウィンドウ」のアイコンを選択する

 

「データウィンドウ」が表示されました。

 

■各項目の解説

項目 解説
1 Saya サヤ比を表示
2 WTI メイン銘柄の最小Lot での日本円換算した値を表示
3 BRENT サブ銘柄の最小Lot での日本円換算した値を表示
4 Lot(WTI) 金額調整後のメイン銘柄のLot 数
5 Lot(BRENT) 金額調整後のサブ銘柄のLot 数
6 JPY(WTI) メイン銘柄の日本円換算した金額
7 JPY(BRENT) サブ銘柄の日本円換算した金額
8 diff 差額

 

 

2-3.Saya_Kensho_Toolの設定

1.ナビゲータ一覧から「Saya_Kensho_Tool」をチャートへセットする。

2.「全般」タブを選択して「DLLの使用を許可する」にチェックを入れる。

 

3.「パラメータの入力」欄で、①銘柄名、②Main-Lot数、③Sub-Lot数を入力してOKを押す。

 

4.データウィンドウに設定したLotでの2銘柄の金額(JPY)と差額(diff)が表示される。